こんにちは。デイサービスで看護師をしている者です。うちのデイサービスでは、歩行介助の時に腕組みして歩く事が、良い介助方法だとの事で、施設長より説明を受けました。女性介護職員が、男性の利用者の介護時の介助方法として、私にはどうも違和感があります。手を繋ぐのは介助としてはだめとも言っていました。介護も色々変わってきています。と言われればそうなのでしょうが、私が知らないだけなんでしょうか?他の事業所さんはどのようにされていますか?
「腕組み」って書いてるから、スタッフが腕組みしてふんぞり返って歩行見守りするのかと思いましたが、スタッフが利用者と腕を組んで歩く意味ですね。
介助方法はその方の歩行状態やスタッフとの身長差でも変わりますけど、私は施設でも病棟でも歩行介助目的で手をつなぐ・腕を組むのはほとんど見たことありません。
歩行介助目的なら手をつなぐだけでは不安定です。お互いの間が遠くて可動部が多すぎ、バランスを崩しても支えられません。
腕を組んで絡めてしまうのも相手がバランスを崩したときに引っ張られてとっさの動きが取れない気がしますがどうでしょうか。
かなり歩行不安定な方ならスタッフの両肘を正面からしっかりつかんでもらうスタイルの両手引き、または2人介助で両脇から支えます。
もう少し安定した方なら歩行器使用してもらい、何かあればすぐに支えられる体制で斜め後方に付き添います。
軽介助でOKなら相手の斜め後ろに立ち(麻痺があれば麻痺側に)、片手を相手の背中に回して脇か腰を軽く支えつつ(あるいはすぐ支えられるよう数センチ離れた位置でホールドしておき)、反対の手で相手の手を下から支える感じです。
なお昔の施設では利用者のズボンを後ろからつかみ上げて介助する人がいましたが、これは×です。
異性の利用者・患者と手を繋ぐ・腕を組むことについては常識の範囲内で考えたらいいかと。
前述のとおり介助として腕を組むことはしませんが、認知症の方などはタッチングとして手に触れたり握ったりもしますし、歩けても言葉だけで理解が難しい方はこちらに来てくださいという誘導の意味で手をとって案内する場合なんかもあります。
もちろん同性介助の希望がある場合や、スタッフの性別によって攻撃的・拒否的になる方などは対応スタッフの性別に配慮しています。
お返事が大変遅くなって申し訳ありません。
何度か読み返しましたが、完璧な回答をどうもありがとうございます。 とても参考になりました。
スタッフが介護者と腕を絡ませるように組んでの歩行は、いざバランスを崩した時に肩関節の脱臼等の怖れも考えられ、不適切だと思い施設長に話したのですが、、
私が横に付き添っていると、介護スタッフが歩行介助で、替わりますと腕を絡ませていて、それが違和感しかなかった訳です。
こちらのデイは、男性の利用者しかいない所なんで他の利用者さんからのやっかみもあるんですよね。
そうですよね。 バランスを崩した時に上手く支えることが出来ないですよね。 そのようにうまく説明ができませんでしたので参考にさせて頂こうと思います。ありがとうございました。
施設で、車椅子から立ち上がる時に私も利用者のズボンの後ろを掴んでました。明日から早速直します。
その代わりには、腰部を両手で支えて立って頂こうかと。
匿名1さんは 同じ職種の方でしょうか?
No.1の者です。お返事ありがとうございます。
最初のコメントでは基本形を書きましたが、実際にはその方の歩行状態などで多少のバリエーションは出ますね。お一人お一人に合わせた良い介助ができるようにお互い精進してまいりましょう。
>匿名1さんは 同じ職種の方でしょうか?
同じ看護師です。デイサービスではないですが、老健や特養などの施設と認知症病棟の勤務歴があわせて10年ちかくあります。いずれも身体介助が必要な方、転倒リスクの高い方が多く、看護師・介護士のへだてなく全員で介助に入る環境でした。
前向きな意見が頂けて嬉しく思いました。ありがとうございます。
車椅子乗車の方の介助をやってみたのですが、立ち上がりの時に両手で腰部で支えようとしても力が入らず上手く出来ませんでした。
お尻全体を両手で持ち上げるようにするやり方も、変だと感じました。
何かやり方が悪いのでしょうか? 結局、間違った方法と知りつつズボンの後ろを掴んでしまいました。
よければ御指導頂けると助かります。
お願い出来ますでしょうか?
立ち上がり時に本人さんの姿勢はどうでしょうか?
トイレ後にズボン下ろした状態からの車いす移乗だとズボン引き上げるのは無理ですが、このときはどうされてますでしょうか。
本人さんの足の位置を少し引いて開き、手すりや柵に体重をかけるように軽い前傾姿勢をとってもらうのが一番のコツだと思います。そうすると腰を両側から軽く支えるくらいで自然にお尻が浮きます。体重がある人やもう少し立ち上がりに力のいる人ならお尻の丸みの外下側あたりを支え、持ちあげる補助をする感じですね。
前傾姿勢からの自然な体重移動を意識するといいと思います。可能ならスタッフ同士で介助し合ってみると人間の動きや介助されるときの感覚が分かりやすいかなと。
ここだと文字だけのコメントになりますが、介助方法やボディメカニクスについて豊富な図や写真で解説した市販書もいろいろありますので参考にされるのも良いかと思います。
なお最初のコメントでズボン引き上げ云々書いたのは、なんと歩行介助時になんですよ。もう20年近く前ですが、歩行不安定な人のズボンを後ろから吊り上げながらちょこちょこ歩かせる介護スタッフがいて何だかなと思っていました。
その後、いろんな意味で熱心な特養の立ち上げに加わり、オープニングスタッフ全員で1か月ほどいろんな勉強会をやったんですが、ズボンを引っ張らない移乗方法から1日車いす体験、1日オムツ装着体験など幅広くやって勉強になることがたくさんありました。
歩行時に、ズボンの後ろをつかんで介助は、私もその現場にいたら、何だかね。って私も思いそうです。
そうですよね。足を引いて前傾姿勢での立ち上がりを再度確認しながら立って貰います。
体重が重くて立ち上がりが大変なケースは、お尻の丸みの外下側辺りを支える。←大腿部の付け根付近になるんでしょうか? やってみました。
今度は、利用者さん相手で試してみます。
ケースバイケースで、いざ実践となると同じ介助でも
けっこう違いが出てきたりで、一変どうりでできるものではない難しさも感じます。
これからもずっと精進していきたいと思います。同業者からのアドバイスは貴重で心強いです。
ありがとうございました。
まだ見てくれておられるでしょうか?遅くなってごめんなさい。
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