急性胆嚢炎発症の80歳男性患者様
既往歴は高血圧、虫2日前に胆嚢炎発症し、PTGBD施行、絶食、補液、抗生剤投与にて経過観察していました。
微熱持続しており血圧平均120~140台
内服薬降圧剤のみ内服
元々ADL自立の方でしたが、入院後からベッド上安静であり、認知症状から起き上がり動作みられたが、フラツキあり、点滴自己抜針などあり、やむなく行動制限開始しました。本日午前中までは37どなかばの微熱でその他バイタル安定、発語みられたが、やや呂律が回っていないように思えた為口角低下などみるがかわりなし。両手万歳、両下肢運動制限確認したが異常ありませんでした。しかし、腹部膨満と、腸動低下、腹部圧痛がみられた為、排便-3日の為、すぐに主治医報告。
午後から診察にみえました。
その時の状態が39度越えておりレベルⅡ-10深大性呼吸であり、声かけてもすぐに閉眼される状態
ただ、医師より診察後、腹部CTや、浣腸、ガス抜きの指示ありで施行したときは、痛い!と発語あり、施行し終えるとすぐに入眠される状態でした。
解熱剤内服も誤嚥なく可能で起こすと開眼し飲水可能であったため医師指示にて解熱剤内服。しかし、医師もレベル変動把握されていたため、今後内服困難時に備えて点滴の解熱剤指示をいただきました。
そのまま夕刻になり、夜間スタッフに引き継ぎ、その時もひたすら傾眠で、深夜帯に主治医が当直で来棟されることになっていたため、バイタル異常認めたり、レベル戻らないようであれば頭をCT撮影してもらうように夜間スタッフに伝達し帰宅しました。
でも帰宅後も自分の対応は良かったのか、夕方もう一度主治医にレベルの報告して対応したほうが良かったのか自問自答しています。
やはり疑わしきはすぐに報告すべきでしたでしょうか?
過去にも怪しい時に連絡してみたものの、結果、昼夜逆転で夜中に目覚めた方がいた経験もあり、今回の方も解熱せず高熱持続していて、明らかに発熱後よりレベル低下していたため様子観察判断としてしまいました。
ちなみに夕方も口角下垂などはみられませんでしたが、両手両足判定は傾眠の為判定困難でした。
皆様の中で同じような経験されたかたや、判定基準的な知識おありのかたみえたら教えてください。
脳の異常を観察する場合はまず、瞳孔を確認してます。
すべてではないでしょうが、脳内の変化は瞳孔不同として現れることが多いので。
後は異常呼吸の観察とかかな・・・
出来れば異常時の報告は日勤帯で行ってほしいというのが夜勤者の思いではあると思います。
主治医の方針にもよりますし、何事も「なぜやっておかなかったのだ」といって怒る先生もいれば、オンコールすることを嫌がる主治医もいたので、主治医ごとの対応方法も違っていました。
異常時はまず報告を行っているほうが良いとは思いますが、その判断について後で特に何も言われなかったのであればよかったのではないでしょうか。
私は過去に「やらずに怒られるよりはやって怒られたほうがいい」と言われたことがありますが、時代的にその考えはどうなっているのでしょうね?
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