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シャント造設術直後〜数日後のスリルやシャント音の状態について

<2012年05月16日 受信>
件名:シャント造設術直後〜数日後のスリルやシャント音の状態について
投稿者:あゆみ

シャント造設の術後5日目の患者さんのスリルが触れません。シャント音は弱〜普通に確認できます。

スリルは徐々にふれるようになるのでしょうか?

文献で探すと術後一週間で透析が行われるとの記載はあったものの、術直後〜数日後のスリルやシャント音の状態についてはみつけられず…

教えていただきたいです

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No.1
<2012年05月17日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

グラフトは、スリルないです。

どんな、オペをされたか、確認して、先生に
報告します。


No.2
<2012年05月18日 受信>
件名:教科書だけではわかりません
投稿者:透析室は4年いましたの助

現在は消化器外科病棟にて勤務、8年目の看護師です


シャント造設後はたしかに一週間くらいで穿刺できる方が多いです。

しかし、現在の新規透析導入患者さんは、糖尿病性腎症が増加し、しかも
導入年齢も超高齢化しています。
ゆえに、血管はぼろぼろ、伸縮性も乏しいゆえに、内シャントとして成長は
見込めない例も多くあります。

先に書き込んでいただいた方のコメントのように、人工血管グラフトは
スリルがそもそもありません(スリルの原理を調べればわかります)
内シャントは、徐々に育っていくものなので、スリルがないからといって、
焦る必要はありませんが、スリルはそもそも悠長にくらしていた静脈さんに
高い動脈圧がかかることで生じるものですから、本来は術直後から触れるもの
ではあります。

が、しかし、先に述べたように、内シャント血管を作るベースとなる血管が
ポンコツなことが多いので、スリルやシャント音がよくわからない例も多いです。
しかも、シャントを初穿刺するまでは他のブラットアクセスで透析するわけですが、その間の透析で血圧が著明に下がったり、病棟で脱水があったりと、
シャント成長を阻害する要因は多くあります。

そういったことで、「術直後のいつからこれくらいのスリル・シャント音」ということは言えないわけです。つまり、「記載がない」のでなく「記載するほど明らかでない」ということです。
そもそも教科書で、「透析患者さんは・・・」という場合は大規模調査でそうである
とか、疫学統計のような裏づけが必要です。
ところが、そんな統計をとる間もなく、ますます透析医療界は高齢化し、糖尿病
患者がわんさか増えており、シャント血管オペの実態はまだ調査が追い付かないことでしょう。
ましてや、血管なんて一人ひとり違うのだから、術後経過によっての細かい
血管の状態なんて標準化することは、あまり意味のないことかもしれません。
第一、シャント血管の開存率などは医師の腕にも左右されます。これは、
経験的に実感していることです。
スリルだけで云々というよりも、まさに術後の記録や状態、実際のシャント血管の張りや弾力、合併症の存在(スチール症候群)などを総合して判断するべきだと
考えます。

長々とまとまりもなく失礼しました。


No.3
<2014年04月19日 受信>
件名:シャント腫脹
投稿者:ねこ

シャント造設後二週間の患者さんですが左手前腕にシャント造設しましたが全体的に腫れていてシャントスリルあるところに刺しても血流とれずいたがります 血管に入ってないと思うんですがこのような患者さんの穿刺コツはありますか
よろしくお願いします

 
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