ニュースで知ってびっくりしたのですが、ここにいるみなさんはどのようにお考えになっていますか?看護師・助産師としてありえないと思う行動なんですが・・・
また皆さんの職場でもこのようなことを説いているスタッフがいますか?
<山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故>
ホメオパシー治療で新生児が死亡したとされる事故。
厚生労働省は、ビタミンKの欠乏に陥りやすい新生児には出生直後1ヶ月以内に
計3回ビタミンKを経口投与するよう指針で促しているにも関わらず、ホメオパシー
団体に所属する助産師がビタミンKの代わりに「ビタミンKのレメディ」なるものを投
与し、新生児はビタミンK欠乏性出血症で生後2カ月で死亡した。母子手帳には「ビ
タミンK投与」と偽って記載したために健診で医師も気づかなかった。現在母親が
助産師を相手取って損害賠償請求訴訟を山口地裁に起こした。この事件を契機に、
日本助産師会は実態調査を行っている。
助産師にホメオパシーを信じている人がいます。
西洋の漢方みたいな感じです。西洋ではきちんとした学会があり認められてるそうです。
私の友達も飲んでます。風邪の時など。子供にも飲ませていました。症状がよくなるそうです。ベビーに与えるのはどうかと思いますね。
子供に予防接種を受けさせない母親がいますが、この方たちもホメオパシー信者ですよ。
イギリス在住経験ありの者です。
イギリスでは、古くから、ホメオパシーやアロマセラピーなどが代替療法として認められていて、
病院でも活用されている例がたくさん存在します。
そのため、どの薬局でも取り扱いがあり、一般では身近で、
かつ、化学物質を含まない自然療法として親しまれているものです。
私自身はアロマセラピーの資格をもっていますが、
あくまでも、「治療ではない」ことが前提であり、これで治る、という根拠のないことを
言ってはいけないというルールがあります。
この事故例の助産師は、
試してみようと思ったのか、ホメオパシーの力を信じて疑わなかったのかはわかりませんが、
大前提である、「治療である医師の指示を無視した」ことが、一番の問題です。
代替療法が、なかなか日本で定着しないことも残念に思いますが、
こういった事故がますますホメオパシーやアロマを遠ざけてしまうのかと思うと、
非常に残念ですね。
実際、この事件は「ありえない」と思っても、
ホメオパシーがどういうもので、どういう使い方をしていて、どんな歴史があるものか、
知っている人は少ないのではないでしょうか。
その苛立ちもあったのかもしれませんが、
命最優先の仕事に当たっている人間とはちょっと思えないですね。
守らなければならないルールを侵すことは、医療問題だけではなく、
ホメオパシー業界にとってもダメージが大きいはずです。
ホメオパシーが変な宗教扱いされている現実は、こういう事故からくるのでしょうね。
この助産師、とんでもないことをしてくれました。
最低だと思います。思い込みで患者様の命に関わるような人は資格剥奪してほしいです。どこかでまた同じ様なことをしていると思うと腹が立ちます。ただ、他のスタッフは何のためにいたのか、身につまされる事件です。
確かに西洋では歴史がある代替医療ではありますが、反面長きに渡り、その科学的根拠・医学的効果は証明し切れておらず、その割には安易に好転反応だとか、種々の症状・病気に効く、だとか謳っている場合が多過ぎます。各症状や疾病に対して、きちんと二重盲検試験により、効果を証明し、全世界に公表すべきです。それができていない事が、インチキの証となり得ることを示している、とも言えます。
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
ナースの休憩室(雑談掲示板)