(全身麻酔後の枕をしてはいけない)と信じている医療従事者が多いようです。これは、正しいのですか?それとも違いますか?正しい理由または、違う理由が知りたいのですが、教科書で調べてものっていなので教えてください。
あと、脊椎麻酔後の(枕をしてはいけない)と思い込んでいる人と(枕をしなければならない)と思い込んでいる人がいるようなのですが、それぞれの理由が知りたいので教えてください。
このどれか一つでも分かることがあれば教えてください。お願いします。
全麻の枕をしてはいけない説・・・覚醒していないため舌根沈下にならないようにするため
全麻の枕をする説・・・オペ室で麻酔の拮抗薬を使い覚醒してくるため、舌根沈下はないので枕をしないということは無意味
脊椎麻酔の頭部挙上禁止・・・脊椎に直接麻酔薬を入れるため麻酔の比重により脳に麻酔薬が浸透し、頭痛や吐き気、嘔吐につながる。
全身麻酔後については、ほぼNo.1さんのおっしゃる通りかと思います。覚醒状態がよく、呼吸がしっかりしていれば、枕をはずす必要はありません。覚醒状態が悪い場合には、胸がしっかり動いていても、舌根沈下による上気道狭窄により、呼吸困難を来たす可能性がありますから、枕をはずしたりする必要があります。目での観察および酸素飽和度のモニタリングが重要です。脊椎麻酔(脊髄くも膜下麻酔)後の枕は普通にしてかまわないと思います。よほど短い手術時間でない限り、術後病棟で麻酔域が上昇して危険ということはありません。(帰室時の麻酔領域がC=胸椎レベルでなければ。勿論、その状態で病棟に患者を戻す医師に問題ありですが) 脊椎麻酔の術後に頭痛・嘔気がよく見られるます。これは脊椎麻酔の穿刺時に、針先が硬膜と脊髄くも膜を突き破って脊髄くも膜腔に入るため、術後、この針が開けた穴が塞がるまでの間、脳脊髄液が外に漏れるためと考えられています。そのため、頭部挙上により、より多くの脳脊髄液が漏れ出し、結果くも膜下腔の髄液圧が低下し、頭痛を引き起こすのです。かっては、輸液を多くすることで予防をしようとしていましたが、現在ではエビデンスが無く否定的です。
教科書などに載っていない場合、麻酔科医(もし常勤麻酔科医がいなければ、中堅以上の外科医=彼らは麻酔研修を受けているのが、専門医試験の受験資格となっています)に聞いてください。きっとやさしく(?)教えてくれるでしょう。
先日 母親「62歳」が 胃カメラで麻酔をやりました。 お昼頃検査も終わり 車で帰宅したのですが 母親が父親に意味の分からない電話をしたそうです。 父親も心配になり仕事先から帰宅しました。 母親は朝 孫を保育園に送り 自分で車を運転して 胃カメラ 先生の話 帰宅を覚えていません。 父親は 脳神経外科に連れてきました。 すると先生が麻酔の影響かもしれないと言いました。私も心配で病院に行きました 母親は頭がボーっとすると言っていましたが 普通に話はできますが やはり 今日の出来事 昨日の出来事の記憶がありません。 何か考えられることは ありませんか。 変な質問すみません。
胃カメラの際におそらくドルミカムやセルシンなどの薬剤を使ったと思います。これは、医師はよく一般の方にも分かりやすいように『麻酔』と説明しますが、手術の際の麻酔とはレベルが違います。これらの薬剤は人によって効き具合醒め具合がけっこう差があります。お母様の行動にさぞかしびっくりされたと思いますが、いわゆる寝ぼけた状態だと思っていただけると分かりやすいかと思います。あとになって記憶にないとかちょっと意味不明なことをしていたとか。私の知人にも胃カメラの帰りに美容室にまで行ったのにどうやって帰ったか全く記憶になかった先輩看護師さんいましたよ。もう少し様子をみて、全く状態が変わらなければ再度病院受診された方がよいかと思います。
おそらくお母様はとても薬が効きやすかった方だと思われます。次回胃カメラする際は医師に事前に「前回胃カメラのとき麻酔がなかなか醒めなくて困ったんですよねぇ」と言ってみてください。鎮静剤の量を加減してくれると思います。
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